おいたち3

中学生で何故か私だけ福岡の祖母の家に行く。母はそのまま東京に。昔から夏休みや春休みに福岡に行ってたので慣れ親しんではいた。母曰く中学は東京か福岡どっちがいいと聞いて私が福岡と答えたそうな。

中学生まではクソがつくほどの真面目だったので、生徒会、部活、勉強とまじで頑張ってたし、そこまで辛かった記憶がない。勉強も楽しかったし、頑張ってる自分が好きだった。

ただ男の子とは向こうから物珍しさから話しかけてくることはあってもぜんぜん仲良くなれなかったなぁ。それと部活の友達と一緒にいる時間が長かったけど、その子たちと性格が合わない上に慣れないいじられキャラに徹してたせいか、遊ぶのがめちゃくちゃ苦痛で、早く帰って寝るか勉強するかしたくて、部活帰りいかに遊びに誘われないかばっかり考えてた。遊ぶのは、仕事の後の上司からの飲みの誘いみたいな感覚だった。だからその後他の友達ともうまく遊べなくなっちゃったのかもしれない。

それと、もう一つ悪いこと。運動部が激烈に私に合ってなかった。部活での成功体験が皆無だった。もともと運動神経が悪かったから、単純に練習がきつかった。それで試合が楽しければいいけど、練習よりもむしろ試合のほうが苦痛だった。うまくなりたい、試合に勝ちたいていう向上心よりも、練習終わりの昼寝が世界一気持ちいいから頑張れたタイプだから、下手に試合に勝ってまた試合しなきゃいけないのとか最悪だった。本当に良く三年続いたなという感じ。最後の方とか一刻も早く引退したかったし、1年生にレギュラー取られてもなんとも思わなかったなぁ。我ながら呆れるわ。

この頃から先輩には大丈夫なのに後輩に

対してうまく接するのが難しかったなぁ。みんな自分より上手いから気が引けちゃって。 つづく