よしお育成日記

まともな人間になれるように頑張ります!すすめ!よしおちゃん!

小さいお家

映画の感想というより映画を通して見た戦争の時代に対して考えたことって感じになった。

 

 

音楽がお家や時代の雰囲気ととてもマッチしていてすっと耳に入って来るなあと思っていたら久石譲さんなのか。そりゃあ良い訳だあ。

現代シーンはそこそこだったけど、回想シーンは昭和の美しさと共にたくさん考えさせられた。そして至る所に松たか子さんと黒木華さんの良さがあふれてました。良かった。 

 

戦争の時代と現代の考え方の違いをすごく考えさせられた。

改めて戦争、恐ろしい。

 

「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」 劇中にも出てくる有名なスローガンだけど

今考えたら押し付けがましいわボケって感じだし、Twitterで叩かれまくって大炎上の思想だけれど、当時は疑問ももたずに受け入れられている人が多かったのは、国や天皇というものの今とは比べ物にならないくらいの存在感の大きさによる結束感や、SNSどころかメディアがあまりなくて、自分の周りの狭い世界でだけで生きて構築されてしまう固定観念によるものなのかな。

 

現代の私達からみたら勝っても負けても人の命を奪う戦争なんてものに、バンザイなんて死んでも言えないから、きっとこれは戦後の教育の賜物なんだろうな。反戦教育を頑張って取り入れてくれた方、どなたかわかりませんが、本当にありがとうございます。

日本史を学生として習ってるときにはなんとも思わなかったけど劇中にも出てくる「国家総動員法」という響きに心底ゾッとしてしまった。国が暴走したらこんな恐ろしいことになってしまうのかと、自分の都合のために国民を駒として扱うことすらできてしまうのかと。政治というものは本当に大切だし、私もちゃんと今の政治を知っていかなきゃなあともおもいました。

 

 

これはけして過去のことではなくて、世界のどこかできっと同じことが起こっているのだろうなあ。まだまだ世界には課題がたくさんあって、私がどうにかできるわけでもないけれど、気が遠くなるなあ。

 

また戦争映画やわかりやすい歴史の本をみて深堀していきたいな。他の今戦争が起こってる国の状況も知りたいなあ。